特集FEATURE
ウフフな、横浜中華街。
カップルに、家族連れ、女子会グループや、おじさん集団も! まるで横浜中華街に吸い寄せられたかのようにやってきて、ウロウロ、キョロキョロ。そうそう、なんかここには、なんかある気がするのです。ライター・千谷文子もいろいろ発見してきました♪
2015/02/27
密かなブーム、大陸のスピリッツにメロメロ♡
「巨人、大鵬、卵焼き」の中国版といえるのが、「パンダ、ニーハオ、茅台酒(マオタイシュ)」。1972年の日中国交正常化で中国ブームが巻き起こったときに、謳われた言葉のよう。でもワタシ“茅台酒”って、初耳だ。
お金持ちは迷う。「エルメスにするか、茅台酒か」
そもそもお酒は、①醸造酒(日本酒・ワインなど)、②蒸留酒(焼酎、ウィスキー、ウォッカなど)、③混成酒(梅酒・リキュールなど)に分けられます。おなじみ紹興酒は醸造酒のひとつで中国語では紹興酒のことを“黄酒・ホアンチュウ”というそう。まさに黄色いお酒ですよね。そして今回探し求めている“茅台酒(マオタイシュ)”は、ウォッカと同じ蒸留酒。蒸留酒は中国語で“白酒・パイチュウ”といい、水のように透明です。
中国酒の世界をナビしてくれた当店店主の安田さんいわく、今、白酒は密かなブームらしい。「フルーティな香りに誘われ、求める方が増えてきています」と言って、“茅台酒”の蓋を開けてもらったら…ふっっわぁぁ〜〜♡ 同じスピリッツでもウォッカとは違う、なんとも華やかな香り♪
早速、購入しようと手にしてギョッ! <500ml・税込・1万4194円> 実は“茅台酒”は祝いの席で呑まれる高級酒。中国の富裕層たちはギフトを贈るとき「エルメスにする? シャネルかな? やっぱり茅台酒にしようか」と高級ブランドと並べて検討するのだそう。うぅー飲んでみたい!!!
今日はめでたい、1杯2100円を嗜むぞ!
“茅台酒1杯飲み”を求めて、広東料理の当店へ! ボトルで用意している店はあるが、1杯で提供してくれるところは珍しい。 グラスについでもらった“茅台酒”は、やっぱりいい香り。鼻を寄せると、喉の奥まで香りが届いてくる。むせるような強さではなく、あくまでも、ふっっわぁぁ〜〜♡ なのです。とはいえアルコール度数53度。ちょっとなめただけで、キリッとした刺激にエキサイト。中国のお正月・春節や、結婚式で呑まれるという高級酒。お値段1杯2100円(税込)だが、この豊かな気持ち、ぜひ一度味わってください。
「もう充分」なら、グラスを逆さに
中国の人と呑む機会に恵まれたら、ぼんやりしてると大変なことに。「もう結構」なんて言っても“わんこそば”のごとく、じゃんじゃんお酒をついでくるはず。「充分いただきました」の合図は、盃を逆さに。
千谷'sメモ
特別なお酒に会うと、特別な人に会いたくなります。早速、“茅台酒の席”を計画しましょう♪
当コラムのライターさん
ライター千谷文子
ちだにあやこ/夫が横浜出身というだけで白羽の矢が。40代後半戦、ワクワク探しの好奇心は衰えず。愛犬との散歩で鍛えた健脚で、横浜中華街を歩き倒します!
横浜中華街Check Memo
元パリコレモデル発ときめくパンダ柄
パフスリーブのコットンブラウスに、パンダ61匹の刺繍。あまりにかわいくて、衝動買い。デザインしたのは元パリコレモデルの早薗マキさんです。当日記の衣裳にしましょう♪
- 発見日2014/12/14
- 場所横浜中華街関帝廟近く「ROUROU」