特集FEATURE
ウフフな、横浜中華街。
カップルに、家族連れ、女子会グループや、おじさん集団も! まるで横浜中華街に吸い寄せられたかのようにやってきて、ウロウロ、キョロキョロ。そうそう、なんかここには、なんかある気がするのです。ライター・千谷文子もいろいろ発見してきました♪
2015/04/30
1回完結! 本格派クッキング教室へ
端午の節句といえば、粽(ちまき)。もともとは中国の料理で、横浜中華街でも5月上旬頃に“ちまきフェア”が開催されます。今回訪れたクッキング教室・粽作りの回では、その起源の話から……。
「昔、人民に愛されていた政治家で詩人の屈原(くつげん)が入水自殺をしました。人々は亡骸が魚に食べられないよう、命日の旧暦5月5日に粽を川に投げ入れたんです。その風習が、後に端午の節句になったといわれています」という解説に、「へぇ〜」とうなずく生徒たち。なんだかみんな熱心で、初体験のワタシもワクワクしてきました。
舌で覚える、写真に記録する
1回きりでも参加OKな手軽さと、少人数制の丁寧な指導で人気のクッキング教室。参加者は料理好きのカップルから、ベテランのお母さん、ママ友グループなどさまざま。まずは先生がお手本を見せるデモンストレーションから。
みんなレシピをメモしながら、先生の手元を写真撮影してしっかり記録。鶏肉粽の調味料がボールの中で交ざると「味見してみたいです!」という女性まで。分量はテキストにあるのに、「舌でも覚えて帰るぞ」という意気込み。
不格好でも愛しい“MY粽”
いよいよ、自分たちで粽作りに挑戦! 大きな笹の葉二枚を重ね→ポケットを作って→餅米や鶏肉を入れ→しっかりたこ糸で結ぶのだが、料理好きのみんなも悪戦苦闘。笹の葉の重ね方が違ったり、餅米がパラパラ落ちてきたり。隣の人同士で教え合いっこして、和気あいあいな感じも、いい感じ。
おしゃべりも愉快、試食タイム
シンプルな白米粽と鶏肉粽を笹に巻くところで、生徒たちのキッキングは終了。この後は4、5時間掛けて茹でるので、試食は教室が事前に用意してくれたものをいただくことに。
さらにヘルシー食材で話題の『韮と干し豆腐の炒め』、『えび粥』のデモンストレーションを受けてから、お楽しみの試食会。レシピをおさらいしながら世間話も大いに盛り上がり、充実の2時間でした。
横浜の夏の風物詩『横浜ドラゴンボートレース』
元々は、屈原の命日に生まれたという船が競走する行事が、その原点といわれています。今年は5月30日(土)、31日(日)、6月6日(土)、7日(日)に、山下公園前海上で開催。
千谷'sメモ
観光ついでに立ち寄って→学んで→試食ランチ♪ というのも中華街の新鮮な遊び方
当コラムのライターさん
ライター千谷文子
ちだにあやこ/夫が横浜出身というだけで白羽の矢が。40代後半戦、ワクワク探しの好奇心は衰えず。愛犬との散歩で鍛えた健脚で、横浜中華街を歩き倒します!
横浜中華街Check Memo
喉を潤す、道端中国語レッスン!
横浜中華街らしい販売機を発見。「汽水」はソフトドリンク、「售賣機」は自動販売機の意味。ちなみにコカコーラは口が楽しくなっちゃうから「可口可楽」と書くそう。そんな知識を知って飲むと、ますます楽しくなっちゃいます。ちなみにここで買える缶ジュースは、おなじみの日本のもの。
- 発見日2015/04/15
- 場所横浜中華街、馬クッキングスクール近く