特集FEATURE
ウフフな、横浜中華街。
カップルに、家族連れ、女子会グループや、おじさん集団も! まるで横浜中華街に吸い寄せられたかのようにやってきて、ウロウロ、キョロキョロ。そうそう、なんかここには、なんかある気がするのです。ライター・千谷文子もいろいろ発見してきました♪
2015/06/30
〝実力派カフェ〟の人気メニューをジャッジ!
あっちの肉まんにフラリ、こっちの占いにフラリ、とフラリフラリのブラブラ散策こそ横浜中華街の醍醐味。楽しんだ分だけ、足はフ〜ラフラのお疲れ様。そんな時に立ち寄りたいカフェを3店舗ご紹介します。いずれのお店も気軽に入れるのに、実は骨太の実力派。〈お客様支持NO1メニュー〉VS〈スタッフ支持NO1メニュー〉の決着もつけてきました!
創業50年のこだわり、“時価”のフルーツを丸ごと召し上がれ♪
横浜中華街を思い浮かべるときに、この喫茶店のたたずまいを思い出す人も多いのではないでしょうか。山下公園の近く、朝陽門から入ると真正面に立つガラス張りのお店です。「あー、あそこっ」と分かり合えるから、待ち合わせ場所としても有名。創業は50年も前。二代目オーナー・麻(まぁ)さんのご両親が開業しました。当時は朝陽門もなかったそうです。
オープン当初からのとっておきメニューが、南国フルーツ。今も「オレンジフルーツ770円」、「キウイフルーツ770円」「バナナスムージー830円」と“時価”のフルーツメニューがズラリ。
取材に訪れた6月、スタッフのイチオシは「マンゴーフルーツ770円」でした。対するお客様人気NO1は「杏仁アイスクリーム560円」。どっちもホッペが落ちるほど「美味しい〜♡」のだけれど、厳選されたフルーツをこんな贅沢に味わえるお店はそうはないので、当店おすすめNO1は“旬のフルーツ”に決定!
豆情報
客層:「ホットコーヒー」510円という価格なので大人が中心人気席:窓際。特にパレードがある時はすぐいっぱいに。ご年配は奥のソファ席がお好み
比較的空いている時間帯:平日の夕方以降
中国茶ガブ飲みスタイル! 犬連れOKのオープンエア席も
日本のお茶には、茶室で作法をたしなむものもあり、また毎日のように家庭で飲まれる番茶もあります。同じように中国にも茶道があるけれど、ふだん人々はマグカップに茶葉を入れてお湯をつぎ足しつぎ足し、ガブ飲みしているんです。「その気軽さを発信したい」とオープンしたのがこちら。
パソコンを開いたビジネスマンがリラックスしつつ仕事をしたり、オープンエアのテーブルに犬連れがいたり。今までの中国茶喫茶のイメージから一新。中国茶専門店「悟空」の系列だから茶葉のおいしさはお墨付き、というのも高ポイントです。
お客様一番人気は「花籠造形茶560円」。ガラスの器に湯を注ぐと、赤い千日紅の花が開く可憐なジャスミン茶で、茶葉の動きを見ているだけでうっとり♪ そしてスタッフが「実はコレもいけます!」と出してくれたのが、「ホットコーラ400円」。あったかいコーラ!? 中国茶じゃなく!? と摩訶不思議ですが、香港では風邪のひきはじめに飲まれるポピュラーなドリンクなんだそう。ショウガとレモンが効いて刺激的! 確かに元気が湧いてきます。初「ホットコーラ」に感動し軍配を上げたいところだけれど……、やはり最初は中国茶を楽しんで欲しいので当店おすすめNO1は「花籠造形茶」!
豆情報
客層:女性同士、ファミリー、ビジネスマン、ご近所さんも愛用人気席:ビーズののれんで区切られた2階の窓側席。通称“ビーズの部屋”
比較的空いている時間帯:平日の夕方以降
本場仕込み! 体がよろこぶチャイ専門店
当店のグループ店、エスニックテイストの洋服&小物のお店「チャイハネ」は、横浜中華街おなじみの顔。オーナーは元高校教師で民俗学を学びにトルコへ留学、その後、横浜中華街にお店を開いたのが始まりだそう。「チャイハネ」とはトルコ語で「チャイを飲める寄り合い茶屋」の意味。37年前のオープン当初から、チャイがキーワードだったんですね。満を持してオープンしたのがこちらというわけ。チャイの専門店なんて、珍しいでしょ。
ところが近ごろお客様の興味をそそるのは「ベトナムコーヒー600円」。確かにこっちも珍しいし、深いコクがあって美味しいのだが……「“スタンダードチャイ450円”もぜひ!」と出されたスタッフ押しの看板メニューは、やっぱりお見事! インドに何度も足を運んで現地に近い味を再現したという、体がよろこぶ優しい味わいです。というわけで、当店イチオシは王道の「スタンダードチャイ」に決定!
豆情報
客層:20〜60代の女性人気席:2階の窓際、奥まったコーナー席、ソファ席
比較的空いている時間帯:平日の夕方以降。お酒もどうぞ
歩き疲れの速攻ケア、横浜中華街に7店舗!
足つぼ、鍼灸院、ロミロミなどリラクゼーションのお店が横浜中華街に7店舗(横浜中華街発展会会員)もあるんです。「もう歩けないよ〜」となるまで、心置きなく散策を楽しんで!
千谷'sメモ
おなじみのカフェに歴史あり。安らぎの一杯にこだわりあり。奥深いなぁ〜横浜中華街☆
当コラムのライターさん
ライター千谷文子
ちだにあやこ/夫が横浜出身というだけで白羽の矢が。40代後半戦、ワクワク探しの好奇心は衰えず。愛犬との散歩で鍛えた健脚で、横浜中華街を歩き倒します!
横浜中華街Check Memo
散策をサポート
横浜中華街散策は、身軽に繰り出したいもの。大荷物は、最寄り駅やインフォメーション・センター 「ChinaTown80」の脇道を入ったコインロッカーを利用しましょう。
- 発見日2015/06/16
- 場所インフォメーション・センター 「ChinaTown80」を背にして、左へ入っていく脇道の奥にある