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ウフフな、横浜中華街。
カップルに、家族連れ、女子会グループや、おじさん集団も! まるで横浜中華街に吸い寄せられたかのようにやってきて、ウロウロ、キョロキョロ。そうそう、なんかここには、なんかある気がするのです。ライター・千谷文子もいろいろ発見してきました♪
2016/02/29
なんか、ぶら下がってる〜!
横浜中華街の異国情緒たっぷりなウィンドウショッピング。軒先にブラブラぶら下がっているのは、飴色に焼かれた鴨(アヒル)、豚、鶏。ギョッとするけど、ググッと胃袋をつかまれます。“食は広州に在り”という言葉にもフムフム納得。広東料理の名店、2軒を訪ねました。
明治時代から受け継ぐ、秘伝の「焼き物」
メインストリート・中華街大通りのど真ん中に建つ、古き佳き風情のあるお店。明治の創業以来、秘伝の「焼き物」を供しています。午前11時になると職人さんたちが早朝から仕込んだ、名物の脆皮焼肉(皮付き豚バラ肉の焼物)、明炉焼鴨(アヒルの香味焼き)などがショーケースにぶら下がり、道行く人を釘付けに。
4代目が受け継ぐ、名物炭火焼き
知る人ぞ知る老舗の名店。かつては『金稜酒家』の屋号で人気を集め、開高健もご贔屓に。食通の文豪が愛したという北京ダックは残念ながら今は無いけれど、その人気ぶりは健在。夕方前にはショーケースが空っぽになる日もあります。
「焼き物」に、香り野菜
専門店ができるほど、パクチー人気はうなぎ上り。最近では日本でも栽培されていて、香りが強いため虫がつきにくく、育てやすいのだとか。中国ではシャンツァイ、英語ではコリアンダーとして親しまれています。手に入れやすくなったこの野菜は、「焼き物」にピッタリ! ぜひ一緒に食卓へ。白髪ネギもオススメです。
千谷'sメモ
「脂の乗ったところ、大きいのね」なんてオーダーして、叉焼をお土産にどうぞ
当コラムのライターさん
ライター千谷文子
ちだにあやこ/夫が横浜出身というだけで白羽の矢が。40代後半戦、ワクワク探しの好奇心は衰えず。愛犬との散歩で鍛えた健脚で、横浜中華街を歩き倒します!
横浜中華街Check Memo
調理法+材料=料理名
横浜中華街のお店では、漢字が連なるメニューに戸惑うことも。これらは「材料+材料+形」、「調理法+材料」などで表現されています。例えば「白切鶏(蒸し鶏)」は、「白切」+「鶏」の組み合わせ。「白切」とは、茹でたり蒸したりして一口大に切る調理法のことです。難解なメニュー名も、お店の人に解説してもらえば親しいものになりますよ。
- 発見日2016/02/19
- 場所「同發本館」