本格中華を全ての人に。老舗中華食材店『耀盛號売店』
10:00
本日最初の”紅色”探しは中華食材から。中華料理に欠かせない調味料や香辛料は赤いものが多く、特に唐辛子は、昔からその刺激の強さもあって、料理だけでなく邪気を払う魔除けとしても使われています。唐辛子をはじめ、縁起の良い”紅色”の調味料をふんだんに使った自宅で簡単に作れる激辛開運調理キットを探します。
1946年創業の中華食材店『耀盛號売店』は当時から街の中華料理店の厨房を支えていたそうです。お馴染みの香辛料からマニアックな食材まで1,000品目以上の豊富な品揃えで、プロの料理人や観光客など幅広い層に愛され続けている老舗店です。何を買おうか迷ってしまいますが、今日は”紅色”目指して店内へお邪魔します!
店内に入ると、ムスリム向けのحلال(ハラール)食品コーナーもあり、種類の多さに圧巻されます。気になる食材があれば店員さんに活用方法を尋ねてみましょう。食べたことのない味を知ると、味覚も広がり食の楽しみが増えます♪店長の加藤暖子(かとうやすこ)さんにおすすめの”紅色”の食材を使った一品を紹介してもらいました。
「清油 火鍋底料」464円(後列左から1番目)「三鮮水餃子」933円(前列真ん中)「麻辣醤」324円(後列真ん中)「香辣脆 油辣椒」356円(後列右から2番目)全て税込
”食欲そそる激辛水餃子鍋”は火鍋の素に、水餃子を鍋に入れて、お好みで紅色の調味料を追加するだけ。辛さ割増希望の方には花椒が効いた唐辛子味噌「麻辣醤」と玉ねぎ入り辣油「油辣椒」そして定番の豆板醤を混ぜるのがおススメだそうです。調理も簡単な鍋料理で、縁起の良い”紅色”のスパイスを味わってみてはいかがでしょうか。
13:00
食材の紅色パワーを感じたあとはマニアックな品揃えが評判の中国雑貨専門店で、もらって嬉しいあげて嬉しい”紅色”の縁起物雑貨を探しに行きます。昨年8月に雑貨部門を閉店したものの、多くの常連さんからの熱いリクエストに応えて、2020年1月1日に現在の場所で再オープンしたという非常におめでたい雑貨屋さんです。
雑貨専門店は『中国超級市場(スーパー)』の2階にあります。2階に上がる階段の色も”紅色”で、一段登るごとに運も上昇していく気分になります。お店の入り口まで”紅色”の賀紙や、福を呼ぶ紅灯(ランタン)が誘導してくれます。入店前から、自然と「ありがたや~」と唱えたくなる”紅色”づくしのお店です。
店内に入ると手前は初心者ゾーンとして、手に取りやすい”紅色”の雑貨が溢れています。中国のお年玉袋『紅包』や中華風の飾り物、開運パンツや靴下などの衣類が所狭しと並び、財を招くという金豚の貯金箱にも目を奪われます。『招財進寶』の文字が”紅色”で書かれており、縁起物として多くのお店で飾られているそうです。
店の奥に進むと”マニア度”がアップ!『文房四宝』と呼ばれる書道道具、年代物の切手や貴重な書籍など、ここでしか買えないものを求めて常連さんが全国からやって来るそうです。マニアックな”紅色”の縁起物で店員さんが推薦する一品は、真っ赤なひげが特徴の手作り『獅子頭』身布も付いてお値段8,250円(税込)です。
港町横浜の雰囲気漂う老舗SHOT BAR『BAR NORGE』
19:00
夜はオトナの雰囲気の”紅色”を求めて、BARへ繰り出します。1860年、中華街が位置する横浜市中区山下町に、日本で初めてバーが誕生したことから、現在でも多くのバーが軒を連ねています。中華料理を味わったあとは、ちょっと気分を変えて落ち着いたバーで、お気に入りの一杯をゆっくり味わうのも粋なもの。
今宵のバーはノルウェーの国旗が目印の『BAR NORGE』船内をイメージした店内は照明も落ち着いていて、静かな時間が流れています。バーに行き慣れない人は、店のドアを開けるまで敷居が高いと感じ、緊張してしまうかもしれませんが心配いりません。とにかく入店して席に着いたらバーテンダーさんに委ねましょう。
バーにメニューはありません。お酒の知識がなくてもバーテンダーさんに好みを伝えればOKです。今回は妖艶な女性をイメージした”紅色”の甘いお酒が飲みたい!とリクエスト。赤色のシロップと薫り高いアップルブランデーにライムを効かせた新しいカクテルを特別に作って頂きました。その名も「紅貴~こうき~」1,000円(税込)
華やかな”紅色”が眩しい「紅貴」は、甘味の中にもライムの酸味を感じる絶妙なバランスで、非常に飲みやすいカクテルです。これが『BAR NORGE』にとって二つ目の漢字名カクテルとなりました。一つ目は「楊貴妃」で、気品ある女性をイメージして作られたそう。楽しいお話を聞きながら頂くお酒は、まさに至福の一杯でした。