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中国獅子舞について
吉祥のシンボルとして必ず登場する想像上の動物で、その動きを想定した獅子舞は五穀豊穣を願う、農民の間で生まれ、伝えられ広められました。横浜中華街では催事のあるたびに獅子が舞い、年中行事として欠かすことのできない風物になっており、観光客はもとより、地元市民にはとてもなじみの深いものです。
北方、南方獅子の区別は楊子江を境に北、南と分けられる。北方の獅子の特徴は雄・雌がはっきりしており、動きは柔らかく優雅です。
南方獅子は男性的で雄々しい獅子本来の動きで、山・谷・橋を渡ります。また南方獅子が装飾的で色鮮やかであるのに対し、北方獅子は毛の長い茶褐色をしています。
「駆邪と降福」の象徴として、古代中国社会に大きく影響を与えた神事であり芸能です。清朝・乾隆皇帝が、夢に見た聖獣をそっくりに作らせ、二人の舞い手を中に入れ踊らせたのが始まりと言われます。大別すると、北方獅子舞と南方獅子舞の2種類となり、主に北方獅子舞は宮廷で舞われ、南方獅子舞は民間の祝事等で舞われました。
南方獅子舞
広東省仏山地方と鶴山地方が発祥地であるといわれ、特に広東省と広西省で盛んになった。 武術拳法家が獅子を退治したときの模様を舞踏にしただけに、中国武術の「功夫」が基礎となっている。従って南方獅子舞は武術館によって伝授されているのが特徴である。
北方獅子舞
獅子の生態を巧みに芸能に取り入れたものであり、勇壮活発に踊り、そのアクロバットの見事さと強烈な動きを身上としている。獅子頭と獅子尾の呼吸の合った二人が、玉に乗ってシーソー板の上を行き、子侠は体操選手のごとく、バック転や宙返りを見せ、北獅子との間合いをとり、北獅子の華麗さと小侠のハデさがころよく調和され、一級の芸術品と言われる。
龍舞
皇帝の象徴で、獅子舞と同じように福を祈願、五穀豊穣を願うもの。
北方では獅子舞でなく龍舞が多い。
獅子舞の“どうして?”もっと知って200%楽しもう!!
- Q1.獅子に咬まれたけど何か意味があるの?
- A.獅子に頭を咬んでもらうと厄を祓い福が来る「開運厄除」や「無病息災」のご利益があるといわれています。また、獅子が悪いものを食べてくれた、咬まれたけれど無事だった、という事から「健康長寿」をもたらすという意味もあります。
- Q2.獅子にさわってもいいの?
- A.古来より獅子は「神の使い」とされ、その背中には神がいるといわれています。そのため『獅子をさわるより、獅子にさわってもらう方が縁起が良い』とされているのです。間違っても「神の使い」である獅子を叩いたりしてはいけません。
- Q3.獅子の色には意味があるの?
- A.現代では様々な色をした獅子が多くありますが、伝統的な獅子は黄色を基調に色とりどりの配色でデザインをした「彩獅」です。「黄」は仁徳と高貴、「赤」は知恵と勇気、「黒」は勇猛と若さ、「白」は沈着と冷静、「青」は強さを意味しています。
- Q4.なぜ獅子舞をする時に爆竹を鳴らすの?
- A.爆竹は、「邪気を祓い、福をもたらすもの」としてお祝い事や祭り事には欠かせないものです。 獅子舞と共に爆竹を鳴らすとそのご利益は何倍にもなり、沢山の福が来るといわれているのです。
- Q5.なぜ中華街では獅子舞をするの?
- A.横浜の開港後、中華街には中国人の中でも広東をはじめとする南方の人達が多く住んでいました。そのため、広東省で盛んに行われていた中国南方獅子舞が舞われ、現在も中華街の伝統文化として受け継がれているのです。
- Q6.どんな時に獅子舞をするの?
- A.中華街では日本のお正月をはじめ、春節(旧正月)、媽祖祭、港祭り、開港祭、関帝誕、国慶節、雙十節などの行事に獅子舞が登場します。約2か月に一度は中華街で獅子舞を見る事が出来ます。
- Q7.どういう人たちが獅子舞をしているの?
- A.横浜には二つの華僑学校があり、それぞれの学校には卒業生を中心とした「校友会」という組織があります。獅子舞はそれぞれの「校友会」のメンバーと二つの華僑学校の学生たちが協力して行っています。
- Q8.「採青」って何?
- A.「採青」は中国語で『ツァイチン』と発音します。これは、獅子が店頭に用意された『青菜を付けた赤い祝儀袋(紅包:ほんぱお)』をくわえ取って食べる事を表しています。「採青」の種類や舞い方は100種類を超え、「採青」をしてもらったお店や人には「百福臨門」といわれるほど沢山の幸せが来るといわれています。